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挫折と飽きのヒント

重要性 ★★★★☆(高) 実践難易度 ★★★☆☆(中)

挫折と飽きのヒント 私のお気に入りの書籍の1つである、司法試験講師の柴田孝之先生の著書「あらゆる試験に強くなる82のヒント」では、超人気講師が教える試験勉強の技術が紹介されています。

ちなみに柴田先生は、東京大学法学部1発合格、司法試験1発合格の超天才講師です。
その中から私が好きなヒントを1つ紹介(一部抜粋)させていただきます。

それは、「挫折と飽きの克服法」という内容です。

・・・ 一部抜粋 ・・・

試験勉強は本来つまらないものですから、挫折と飽きはつきものです。
しかし、やると決めた以上、結果はだ出さなければ、やったことが全て無駄になります。
挫折も飽きも精神的なものですから、戦略としては自分の精神コントロール術を考えることにつきます。次の行動へのモチベーションを高めるのは目標です。

ここまでやれば終わりという目標を設定すれば、少々の無理もしようという気になります。
無理をしなければ能力を出しきることはできません。さらに、モチベーションを高めるのは成功体験です。だから、設定した目標はできる限り守らなければなりません。

成功体験を積み重ねるために目標を立てることになりますから、簡単な目標をいくつも作るのがコツです。1日の中の、1時間とか、2時間で達成できるような目標を作ります。
そして、勉強する時は、これを1日のうちにいくつ達成できるかということを考えましょう。

例えば、1日に100問解くぞ!ではなく、1時間で20問解く!これが何回できるか、というような目標の立て方をします。そして、今日は2回できたぞ!明日は3回だ!
というように考え、自分が何回できるかに挑戦する、そういう勉強の仕方をします。

・・・ 一部抜粋 ・・・

超天才がどのような勉強スタンスをとっているのか、どうのようなことを考えてながら勉強しているのかが気になって、衝動買いしてしまいました。

司法試験の内容はほとんどなく、いわゆる勉強方法論でした。
簡単に実践できそうなものも多く、私が講師としての普段から感じている事と同じようなものも数多くありました。

おそらく私の方が講師暦は長いのでしょうけど、さすがですね。
自分の信念が貫かれた勉強法を約200Pにも渡って紹介できることは、すごいことだと思います。

成功体験を積み重ねる大事さについて簡単な例を用いて説明してくれています。

成功体験は、やる気と自信をもたらしてくれます。

一般的に、成功体験をイメージした時、最終的な目標達成をイメージすることが多いと思います。例えば、「○○試験に合格した」という感じです。

でも、最終目標の達成経験というのは、そんなにたくさんあるものではないですよね。
私も、ほんの数回しかイメージできません。

しかし、細かく細かく見ていけば、数々の成功体験談が思い浮かんできます。
大きな達成感、満足感は得られませんが、チリも積もればってことだと思います。

結局は、大きな目標を達成するためには、コツコツと小さな成功体験を積み重ねなければなりません。

柴田先生はそのことを良く理解されているからこそ、サラっと本質論を書けるのだと思います。こういう大事なことをシンプルに説明できるところに感動してしまいます。

皆さんも、これを参考に小さな成功体験を積み重ねてはいかがでしょうか。

◆ 要点整理 ◆

□ 設定した目標は出来る限り守ること
□ 小さな目標をたくさん作ること
□ 小さな成功体験をより多く積み重ねること