知識レベル
重要性 | ★★☆☆☆(低) | 実践難易度 | ★★★★☆(難) |
知識レベルと、その到達時間についてお話をさせていただきます。
つまりは、短期合格者と長期合格者の違いについてです。その前に、両者ともに合格者であることには違いはありませんから、共通点には着目しておこうと思います。
期間の違いはあれど、合格した事実は重視しなければいけません。
合格するということは、当然ながら一定の知識レベルを兼備え、本試験において実力を発揮できたということになります。
ここで、重要なことが2つあります。
まず、一定レベル以上の知識を身につけること、そして、本試験において実力を発揮できる(運も見方につける)です。
合格する時には、この2つの要件が満たされていることがほとんどだと思いますので、それは忘れないようにしておきましょう。
さて、それでは短期間で合格できる方と、長期間で合格できる方との違いはどこにあるのでしょうか。
一定の知識レベルを吸収するまでに短時間で済ませられる方と、少し不器用で時間がかかる方がいます。
この違いは、勉強の慣れ、コツ、能力などの違いによるものなので、一番厄介な部分かも知れません。
ただし、この時間の差は、努力(継続力)によって埋めることは必ずできます。
もし、一年単位の試験で、一年目に大きな差をあけられた場合でも、二年目にはその大きな差を必ず埋めることはできます。
なぜなら、人間の能力差(特別な才能ある人は除く)は、そんなに大きなものではないし、たかだか資格試験の話だからです。
試験範囲も決まっている、人間が試験問題を作っている、過去問対策もできる、専門学校もある、このような状況の中で、一年間もあれば差が埋まるのは必然です。
ただし、何度も伝えていますが、継続的な努力が大前提です。ですから、なるべく早くにその一定の知識レベルを吸収できるように努力をしていきましょう。
そして、一定の知識レベルを吸収してから合格できるまでに時間差があります。
つまりは、本試験で実力をなかなか発揮できない、問題との相性が悪いなどによって、 合格レベルにあるにも係らず合格できないというパターンです。
例えば、一定の知識レベルを吸収できるまでに二年間かかり、その年の本試験では実力を発揮できずに不合格。
三年目も努力を積み重ね、十分な合格レベルに達していたのにも係らず、本試験で運に見放され不合格。そしてようやく四年め(四回め)で晴れて合格。
このケースだと、一定の知識レベルを吸収してから、さらに二年かかっていますから長期合格者に分類されます。
もし、一定の知識レベルを吸収できたその年に合格できていれば、短期合格者に分類されます。
まず、皆さんにお伝えしたい事は、できるだけ早くに一定の知識レベルを吸収していただきたいということです。
そのレベルまでに達して、初めて本試験との戦いに挑めます。
本試験の経験は、その時にしか味わえません。単なるひやかし受験は、本当の意味での雰囲気はつかめません。本試験とまともに向き合えるレベルで受験するから意味があるのです。
合格できる時にはそのままスンナリ合格できます。でも、先ほどの長期パターンも考えられるのです。
ですから、本当に少しでも早く本試験と向き合えるぐらいの知識を詰め込んでいただきたいと思います。
試験はみずものと言いたくはないですが、こういった事を意識してるだけで違ってくると思います。
是非、一日一日を大切にして頑張ってくださいね。
◆ 要点整理 ◆
□ 知識を詰め込むのは努力すれば誰にでも出来ることである
□ 真剣に本試験を受けるからこそ経験値が増える